日本株式市場の売買に占める海外投資家の割合を調べてみた。

日本株をやっていると、海外投資家の動きは無視できないほど大きなものだと感じるときがあります。

日経平均が上がるときはいつも海外投資家が大きく買い越してる、下がるときは海外投資家が売り越しています。そうなると、海外投資家のことを知らずに日本株の取引はできません。

なので今回は、日本の株式市場の売買における海外投資家の割合を調べてみることにしました。一概に日本株と言っても、大型株が多い東証一部から中小型株が多いジャスダックやマザーズまであり、市場の大きさによって海外投資家の割合は違うのではないかと思い調べました。

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市場別に海外投資家の割合を調べる

海外投資家の割合を調べるために、投資部門別売買状況の株式データを使ってみました。海外投資家の株式データは一週間に一回公表されるようで2007年から現在までのデータが見れました。

そのデータのなかでも、東証一部、東証二部、マザーズ、ジャスダックに分けられていて、それぞれの市場の海外投資家の割合が出ていました。

東証一部の海外投資家の割合

東証一部の主体別の売買における割合の推移をグラフにまとめてみました。(金額ベース)

東証一部の売買に占める海外投資家の割合はおよそ6割から7割程度のようです。最近はだいたい7割ちょっとくらいの割合で推移してますね。

アベノミクス開始以降は海外投資家の割合が増える一方、個人の割合は20パーセントを少し下回るくらいのところで推移しています。海外投資家の割合が7割まであると、東証一部の相場の動きは海外投資家の動きに影響されやすいということがわかります。

なので、東証一部に上場している銘柄を取引する場合やTOPIX連動ETF、日経平均連動ETFを売買する場合には、海外投資家の動向を知っておく必要があるようです。

東証二部の海外投資家の割合

東証二部の主体別の売買における割合の推移をグラフにまとめてみました。(金額ベース)

東証二部の売買では、東証一部とは反対に個人投資家の割合が6割から7割あるようです。海外投資家の割合は、だいたい2割くらいで多い時は3割付近まで上昇するようです。

しかし、アベノミクス相場が始まって以降は海外投資家の割合が徐々に増え続け、ここにきて個人投資家の割合を追い抜いてしまってます。これからの東証二部の銘柄は海外投資家の影響を大きく受けてしまうことが予想されます。

マザーズ市場の海外投資家の割合

マザーズ市場の主体別の売買における割合の推移をグラフにまとめてみました。(金額ベース)

マザーズ市場の売買に占める海外投資家の割合はだいたい3割程度、個人の割合は7割程度のようです。やはりマザーズ市場は個人投資家に人気があるので個人の割合が大きいです。

個人主体ということは、個人投資家が儲けるのにマザーズ市場は適していると言えそうです。最近は海外投資家の割合が少し増えているようですが、まだまだ個人の割合が6割ほどありますので、相場への影響は少なそうです。

ジャスダック市場の海外投資家の割合

ジャスダック市場の主体別の売買における割合の推移をグラフにまとめてみました。(金額ベース)

ジャスダック市場は、マザース市場と似たような結果になりました。ジャスダック市場も個人投資家が主体のようですが、マザーズより名前を聞く機会が少ないように思えます(僕が知らないだけ?笑)

ジャスダック市場の売買における海外投資家の割合が3割、個人の割合が7割ですので海外投資家の影響を受けることは少なそうです。ただ、徐々に海外投資家の割合が増えてきていますので、今後も海外投資家の割合が増えてくるのであれば影響力が増しそうです。

海外投資家の地域別の割合を調べる

次は、海外投資家の中でもどの地域の割合が多いか調べてみました。

海外投資家は、北米、欧州・アジア・その他地域に分けられるようです。海外投資家の中でも一番割合が多いのは欧州で、5割から8割の間を推移しているようです。欧州は先進国の数が多いので取引額が多くなるのも納得です。

一方、北米の割合はだいたい2割から3割の間で推移しているようです。北米は、アメリカとカナダの二か国が中心になっていると考えられるので、取引額ではどうしても欧州にはかなわないようです。

しかし海外投資家と聞くとどうしてもアメリカが浮かんでくるだけに、この割合の低さには正直驚きました。

2014年5月以降は欧州が徐々に割合を増やしており直近では8割近くを占めるようになっています。その一方で北米の割合は徐々に低下していき、直近では1割近くまで落ちています。

2014年5月以降に欧州の割合が増えた原因は、ECBが2014年6月に追加の金融緩和政策としてマイナス金利を導入したからだと考えます。

海外投資家の売買に占める欧州の割合が8割を超えていることから、今後の海外投資家の動きを考える場合には欧州の投資家の動向を調べる必要があるようです。

欧州は、来年1月から9月までの債券の買い入れ額を現在の半分まで減らすことを決めており、もし欧州経済が良好な場合は9月から金融緩和の縮小をはじめる可能性があるので、来年の9月以降は欧州の日本株買いが減っていく可能性があります。

そうすると、日本株の買い手が減り株が上がりにくくなるかもしれません。

まとめ

今回は日本の株式市場の海外投資家の割合を調べてみましたが、市場によって海外投資家の比率が違うということがわかって良かったです。東証一部は海外投資家の比率が高く海外投資家の影響を受けやすいようなので、個人で売買する場合にはジャスダックやマザーズで取引するほうがよさそうだなと思いました。

また、海外投資家の中でも欧州の割合がほとんど占めているというのは結構意外でした。僕自身は海外投資家と言えばアメリカみたいな印象があったので、その間違いを矯正できたのでよかったです。これからは今回調べたことを頭の片隅に置きながら、取引していきたいと思います。

日本株には海外投資家の影響と思われる規則性があるので、それを知っておけば取引の参考になるかもしれません。⇒【株のアノマリーまとめ】日経平均株価が上がりやすい時期を調べてみた。

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