【株のアノマリーまとめ】日経平均株価が上がりやすい時期を調べてみた。

株価にはある程度の季節性があるといわれており、これはアノマリーと呼ばれています。

市場には、個人投資家や海外投資家、機関投資家などの主体が存在しており、この人たちの売買によって値段が動いていきますが、僕は海外投資家や機関投資家が投資しているのであれば企業である以上は決算期を意識したり、時期を考えながら投資をしているのではないかと考えました。

そこで今回は、本当にその考えが正しいのか過去のデータから確認してみようと思います。

※使用データは1991年から2017年まで

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日経平均株価の月別のアノマリー

日経平均株価の月別上昇率の表

上昇確率が5割以上は2,3,4,5,6月と10,11,12月、5割を切っているのは1月と7,8,9月となりました。

まず、1月は年末に株が高くなった分、株が下がりやすいようです。普通に考えると新年に入って機関投資家などは新しく株を買いそうですが、実際はその反対なので注意したほうがいいかもしれません。

2月から6月にかけては上昇傾向にありこの時期は株を持っていても良さそうです。よくセルインメイと言われますが6月までは大丈夫そうです。

7月に入ると相場の方向性が変わります。いわゆる夏枯れ相場ですね。7,8,9月の夏枯れは海外投資家の買いが減るためにおこるものだと考えています。8月は海外投資家の夏休みで取引が減り、9月に入ると海外ファンドなどが決算を控えているため株をおおきく買うことができず、また節税売りをしなければならないため株はどうしても上がりにくくなってしまうようです。

そして10月に入ると、夏場の反動で株が上がり始めます。年末にかけて上昇傾向が続くので10月に株を仕込んでおくとよさそうです。

これらの結果から、日本株に投資をするなら、おおざっぱに考えて10月あたりに株を買って6月あたりに株を売るのが一番よさそうです。夏場は株は上がりそうにないので買うのは控えたほうがいいかなと思いました。

日経平均株価の曜日別のアノマリー

日経平均株価の曜日別上昇率の表

前日の終値と当日の終値を比較した表です。上昇率が5割を超えているのは水・木・金曜日で、5割を切っているのが月・火曜日となりました。

月曜日は海外投資家が日本の市場に入ってきずらく、日経平均株価の買い手が減るので株が上がりにくいようです。

水曜日から金曜日までは上昇率が5割を超えているので、株を買うなら水曜日かなと思いました。

日経平均の週別のアノマリー

日経平均株価の週別騰落率の表

1年を53週として検証した週別の結果です。週の始まりは日曜日としました。まずは、1月から4月終わりごろまでの週の騰落率です。

1月である1週目から4週目まではあまり上がらないようです。特に2週目に関しては上がる確率がかなり低めになっています。

年の初めあたりは上がりそうな時期にも思えますが、結果はその反対なので注意が必要です。

その後、2月に入るあたりの5週目から株価が上がり、2月終わりごろの8週目から3月初めあたりの10週目までは上昇傾向にあるようです。

3月中ごろからは、上昇しやすい週が少なくなってきます。

日経平均株価の週別の騰落率の表

5月から8月終わりごろまでの週のなかで、上昇する確率が高めなのは22週あたりから25週目までの間のようです。だいたい月でいえば5月終わりごろから6月なかごろのようです。

そのあとは、夏相場に入るので目立って上昇する週は少なくなるようです。

31週目は7月の終わりごろで32週目が8月の初め頃なので、ここら辺は夏休み前の海外投資家の調整の影響を受けているのではないかと思われます。

日経平均株価の週別の騰落率の表

9月から12月終わりごろまでの週は、47週目以降が上がりやすい週が多くなってきます。47週目はだいたい、11月の中頃なので、11月中頃から年末にかけて株価が上がっていくようです。

なので、株を長期間保有する場合には11月中頃に買っておけばよさそうです。

以上を簡単にまとめると、だいたい11月中頃から株が上がり始めるようですので、その時期に買って、2月の終わりごろ、または6月の中頃に売るのがよさそうです。いずれにしても、夏ごろに株を持たなければ大きな損はなさそうです。

日経平均株価の日にち別のアノマリー

日経平均株価の日別騰落率の表

まずは月の前半の騰落率です。

月の初めは日経平均株価は上昇しやすいようで、特に1日は上昇率が高いです。月初高はよく知られたアノマリーですが、どうやら本当みたいです。

その後は10日までは上がらない日が続くようです。

日経平均株価の日別騰落率の表

次は月の後半の結果です。

月の前半と比べると後半の方が上がりやすい日が多いみたいです。特に25日以降が上がりやすくなるみたいなので狙い目だと思います。

以上の結果をまとめると、月の終わりごろに株を買って次の月の初めの方に売ると利益が出やすいようです。

日経平均株価は夜中に上がりやすいアノマリー

日経平均株価の推移

まずは、日経平均株価の1991年ごろから2017年ごろまでの推移です。

このグラフを見てわかるように1991年に株を買って現在まで持ち続けていたとしてもほとんど株価は変わりません。アベノミクスのおかげで損せずに済んだという感じですね(笑)。

しかし、どこか途中で株を売ってしまっていたら間違いなく損することになります。このグラフだけを見るとやはり株はあまり儲からないと思ってしまいます。

日中の日経平均株価の損益のグラフ

このグラフは、市場が開く9時に日経平均株価を買ってその日の市場が閉じる15時に株価を売るという手法を毎日繰り返した場合の損益のグラフです。

見ての通り右肩下がりのグラフになりました。日経平均株価は日中は下がりやすいようです。

日中の日経平均株価の損益のグラフ(%)

このグラフは、先ほどの結果をパーセントに直したものです。損益は-200%でした。

これは、例えば毎日9時に100万円分日経平均株価を買って、その日の15時に買った株をすべて売るという手法を1991年から現在まで続けたとすると、200万円損をすることになります。年率に直すと200%÷26年で年率-8%くらいです。

この結果から日本平均株価は朝9時が最も高く、その後は徐々に下がっていく傾向にあると思われます。僕も株を見てきて、日経平均株価は朝は前日より高く始まるのにそのあとじりじり下がる場面が多いなと感じます。

日経平均株価の夜間の損益グラフ

次は市場が閉じる15時に日経平均株価を買い、次の朝9時にその株を売った場合の損益のグラフです。先ほどの結果とは反対に右肩上がりのグラフとなりました。

日経平均株価の夜間の損益グラフ(%)

パーセンテージで見ると250%得しています。年率換算すると250%÷26年で9%くらいです。

なぜこのような結果になるのかを考えてみたのですが、夜中に取引される日経平均先物はNYダウにつられて高くなることが多いように感じます。そしてNYダウは、アメリカが毎年2,3%ずつインフレしていきますので単純に考えれば毎年2、3%ずつ上昇することになります。ということは、夜間の日経平均先物はアメリカのインフレ率上昇の恩恵をうけて基本的には上昇する傾向があるということです。

しかし、日本は基本的にデフレ、またはインフレ0%程度で推移しているので株も長期的にはその程度で推移することになります。なので日本市場が開く朝9時から昼15時までの間は、夜中上昇した分を調節する時間となってしまっていると考えられます。

ほかにも、日本の夜間は日本株売買の大半を占める海外投資家が活動しやすい時間であり株価が上がりやすい。反対に日中は海外投資家が入りにくく株が上がりにくいというのも考えられます。

まとめ

日経平均株価のアノマリーを検証してみると、ある程度の規則性があることがわかりました。実際の取引に使えるかは分かりませんが、頭の片隅に置いておくだけでも十分効果がある気がします。これ以外にもアノマリーはたくさんあるので自分で検証してみてください。後日、topixやマザーズの記事も書こうと思います。

マザーズのアノマリーまとめはこちら
【株のアノマリーまとめ】マザーズ指数が上がりやすい時期を調べてみた。

アメリカ株のアノマリーはこちらから
【株のアノマリーまとめ】NYダウが上がる時期を分析してみた。

日本株への投資を考えている方はこちらの記事もどうぞ。
【株は下がった時が買い時!株が今後どのくらい安くなるか、仕込むタイミングはいつか考えてみた】

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